てんかんという診断

入院中、医師からてんかんという病気です。と言われました。脳の病気です、と。

でも中学を卒業したばかりの私はてんかんなんて病名知りませんでした。

 

けど人とは違うんだ、という変な特別感を持ってしまいお見舞いに来る友達にてんかんっていうらしいよ〜と報告しまくっていました。

当時の彼にも伝えていました。それはそれは心配してくれました。まだ何も分かっていない子供同士でした。

 

 

何となく、あまり人に言わないほうがいいのかもしれない、と思い始めたのはいつだったか思い出せませんが祖母のことが気になっていました。

救急車で運ばれたとき、なんで近所の目を気にしたのかなって。

あと、父が私の病名を祖母に話さないでいる事にも違和感を感じていました。

それで、祖母にそれとなく自分の病気のことを話してみたら顔色を変えて

「それは誰に言われたんだ?人には言っちゃダメなんだよ」と言われました。

 

高校では衛生看護科を専攻していました。

高校のうちに准看護師の勉強をし、資格習得を目指す学科です。

教科書をもらい真っ先に見たのはやはり『てんかん』。

脳神経の教材でなかなか見つけられません。

そして開いた精神科。ありました。あることに衝撃を受けました。

脳神経じゃないの…?

特別感から疎外感に変わりやっぱり人に話さないほうがいいのかもしれない、と思った瞬間でもありました。