2回目?の発作

高校生活が始まり、自分が病気のことはほとんど忘れていました。女子校でみんな中学の頃から看護師になりたい、と同じ志しを持った仲間。優しく団結力もあったように思います。お調子者でムードメーカーだった私はどのグループともすぐに仲良くなれていたような気がします。

病気のことは一部の友達には話していました。

当時は朝、昼、夕と『デパケン』を服用していました。今ではデパケンRという持続性のある吸水性のないものですが当時はデパケンが主流でした。

高校のカバンにシートで持ち歩いていたデパケン。何度もカバンの奥で水分を吸ってフニャフニャになっていました。

昼食の際ご飯飲み忘れそうになったとき、友達が声をかけてくれたことも多々あります。

周りに恵まれていたな、と改めて感謝です。

 

 

 

17歳で初めてのバイトをしました。薬の飲み忘れもチラホラありました。

夜まで遊んで夏休みは昼夜逆転生活でした。

高校2年の夏休み明けでした。

バイトに行って夜はバイト仲間の大学生の家に泊まることもありました。

頭痛がひどいと思ったこともありましたが楽しい雰囲気を壊したくなかったので言いませんでした。

家に帰ってから夜、学校の用意をしているところまでは覚えています。

母が心配そうに私を抱えていました。

 

 

私「あれ?どうしたの?」

母「…てんちゃん、また発作起きたんだよ。大丈夫?」

私「あたまいたい〜!」

 

次の日は学校を休みました。

少しの熱では休ませてもらえなかったので休めるなんてラッキー!と安易に考えてひどい頭痛のままベッドでぬくぬく寝ていました。